access_time2019年10月7日
トラブル事例から学ぶ登記と測量の重要性
寒暖の差の大きい日が続いております。風邪などひかないよう、ご自愛ください。
家庭裁判所への相続関係の相談件数は、10年で1.9倍に増加しているそうです。
トラブルを防ぐには、遺言書の作成が重要ですが、今回のオーナーズニュースでは、実際のトラブル事例から登記と測量の重要性についてご説明します。
■【ケース1】亡くなった父から自宅を相続したAさん
高齢の母の面倒を見る条件でAさんが自宅を所有。
特に書面化や相続登記をしていなかったAさんですが、弟が急死し、相続人となった弟の妻と子が弟が得るべき持分を主張し、トラブルに発展しました。
放置すると他にもさまざまな問題が起こります。
- 売却する際に契約書を作成できない。
- 不動産を担保とする融資が受けられない。
- 年月が経つと法定相続人が増えて遺産分割協議が困難に。
法的義務がなく相続税の申告と違って申請期限もない為、手続きの煩雑さもあり、放置する例も少なくありません。
相続登記の放置は、子や孫の世代に迷惑がかけることを認識し、きちんと最後まで手続きを行いましょう。
■【ケース2】隣地所有者と土地の境界を明確にしていなかったBさん
Bさんが土地を売却する際、Cさんと確定測量をしようとしましたが、Cさんは既に亡くなっていて、現在は5名で所有。
Cさんの子や孫に連絡を取れず、土地を確定できなかった為、結果的に売却する事ができませんでした。
放置すると他にもさまざまな問題が起こります。
登記簿上より土地の面積が小さいと予定していた建物が建てられなかったり、当初より低い金額で売却することになります。
将来の売却に備え、境界が不明確な土地は早めに測量を行いましょう。
また、上記のCさんの土地の様に不動産を共有名義にすると、処分する際、全員の承認が必要となります。
資産を受け継ぐ方が困らないように手続きをしておきましょう。
皆様の所有する土地・建物で上記のような問題点がございましたら、司法書士・測量士等の専門家をご紹介いたしますので弊社までご連絡ください。
いわき市の不動産に関するご相談は、株式会社いわき土地建物にお任せ下さい。
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