access_time2019年10月7日
売却準備はできていますか? ~ スムーズに売却しやすくするポイント~
オーナー様の多くは相続税納税用地として、駐車場や更地・空家を準備されていると思われます。
相続税は、相続が発生してから10ヶ月以内に納めなければいけないため、短期間で売却する必要があります。
今回は、いざという時に資産をスムーズに売却しやすくするポイントを解説します。
ポイント① 不動産会社に相談
動産の価格は経済状況によって価格が変動するため、いざという時に売却できなかったり、納税資金が足りなくなる可能性があります。
相場と需要は定期的に確認しておきましょう。
相場を調べるのによく使用される方法として
・取引事例から調べる。
・売却査定を活用する。
・実際に今出ている売り物件から調べる。
・公示価格・基準地価なども参考になります。
ポイント② 境界確定を行い測量図を作成
近年の不動産取引において、売主が土地を測量し境界を確定させることにより、より確実に高価で売却を行うことができます。
境界確定は通常3~4ヵ月の期間を要します。
また、近隣トラブルがあると境界確定の承諾が得られず、場合によっては売却できないこともありますので早めに専門家に相談しましょう。
ポイント③ 地質調査・土壌汚染調査の実施
2010年1月の名古屋高裁の判例によると、建物建築に適さない土地の購入者が売主に対して地盤改良工事代等を請求し勝訴しました。
また、土壌汚染を理由に不動産売買契約の取消しを求められたケースもあります。
ポイント④ 共有名義の解消
不動産を売却する際、共有名義の場合、所有者全員の承諾が必要となります。
手続きに時間が必要になる場合がありますので、お早めに対応を検討しましょう。
①他の共有者と持分の売買
②土地であれば、持分に応じて分筆
③売却し、持分割合に応じて現金で分ける
※ポイント①~④いずれにおいても当社にご相談いただければ専門家を交えたご対応が可能です
冒頭でお伝えしました相続税の納付期限の10ヶ月を超えると延滞税は 2.8%となり更に2ヶ月延滞すると 9.1%となります。
延滞する理由として、相続人同士の意見が合わないことが多い為、遺言書をきちんと作成しておくことも検討しましょう。